目的
発見工房クリエイトの目的は、基礎科学に基づく興味深い現象を、遊びを通して子ども達に先ず体験させ、彼らがこれまで知らなかった不思議なことがらが起こるのを見て「なぜなのだろう?」と自分で考え始めたときに、それを探求へと誘導して創造的思考力を育成しようとするものです。
概要
名称 | 特定非営利活動法人 発見工房クリエイト |
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所在地 | 〒215-0035 神奈川県川崎市麻生区黒川 276 交通のご案内・地図はこちら |
理事長 | 泉田 賢一 |
事業内容 | 科学館の運営、科学実験教室の開催、科学実験指導者の育成など |
沿革 |
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創設者 橋本静代
<プロフィール>
1957年、東京大学理学部卒。大学院修士課程修了後、東京大学宇宙研究所(現宇宙航空開発機構宇宙科学研究所)助手を経て、東海大学大学院および理学部(物理学科)に助教授・教授として28年間在職した。専門はプラズマ分光学・原子物理学。理学博士。1995年定年退職し、東海大学名誉教授となる。翌’96年に「発見工房クリエイト」を創設し、1999年9月にNPO法人の認証を受け、初代理事長に就任する。
<ごあいさつ>
1995年に東海大学を定年退職すると、かねてから抱いていた“子ども達の夢の科学館”を実現してみようと、ささやかな退職金を投じて多摩丘陵の薮の中に1軒の小さな家を建てました。
小学校の頃から受験を頭においた勉強法に縛られ、のびのび出来ないでいる今の子ども達に、なんとかして手をのべ、彼等の目に輝きを取り戻させたいというのが、子育て以来の私の念願でありました。定年になってもまだエネルギーのある間は、不登校に悩む子どもやその親たちのために社会奉仕をしたいと始めたのが「発見工房クリエイト」であります。
子どもは不思議なものを見たら「なぜ?」と必ず訊きます。その探究心が科学の始まりです。考えることの好きな子どもには、自分の力で心ゆくまで考えさせ、自分の力で答えを見つける喜びを知らせたい。ところがこれまでの日本の子どもの周囲の状況は、とかく受験目的の勉強法が優先され、じっくりと考える子どもは置き去りにされることが多く、不登校になる例もかなりありました。私自身も子どものころからそれを強く感じてきた一人でありますので、なんとかして彼らがのびのびと自由に考えることを楽しみ、その力を充分に伸ばせる場をつくってみたいと考えていました。そしてやっとできたのがこの「ふしぎの国」であります。
これをはじめるにあたっては、日本物理教育学会で知る機会をえました後藤道夫氏(当時「青少年のための科学の祭典」の実行委員長)、米村傳治郎氏(当時高校教諭)の協力を得ましたことをここに記し、深く感謝の意を表します。
謝辞
発見工房クリエイト科学館の科学遊具および展示装置製作等は、次の財団および企業のご支援ならびに多くの方々のご寄付を受けて実現することができました。ここに深甚の感謝の意を表します。
- 財団法人 石橋財団
- アジレント・テクノロジー株式会社(William R. Hewlett Memorial Gift)
- 財団法人 トヨタ財団(市民活動プロジェクト助成)
- 財団法人 たばこ産業弘済会 及び
社団法人 日本フィランソロピー協会(がんぱれNPO) - 財団法人 日本財団(ボランティア活動支援)
また、子ども科学実験教室等の事業には、つぎの各所からの支援を頂きました。
- かながわボランタリー活動補助金
- アジレント・テクノロジー株式会社(ひらめき工房アジレント助成)
- 科学技術振興事業団 実験教室等支援事業
- 日本自転車振興会補助金
- ソニー株式会社
- 大阪コミュニティ財団
- 子どもゆめ基金
- 株式会社リコー 社会貢献室
- 東京応化科学技術振興財団